観音扉を開いて主人を迎える男性の執事
What is a butler

執事とは

主人の時間と館を、静かに整える者。

Queen's Butler — Definition

執事とは

執事とは、主人の望みを受け取り、人、物、時間、館を整え、その場にふさわしい形で仕える者でございます。Queen's Butlerでは、Queen's Butlerの執事が、お出迎えからお見送りまで主人のお側に控えます。男性の執事も女性の執事も在籍し、それぞれの経験と得手をもってお仕えいたします。

At your service

執事は、主人が扉へ着く前から支度を始めます。

執事の支度とは、主人が扉へ着く前に、人、物、時間、館を迎え入れられる状態へ整えることでございます。主人を迎える時間が決まると、執事は灯りを整え、椅子の位置を見渡し、銀器と磁器を確かめ、ワードローブや書斎に乱れがないかを見ます。主人の目に最初に映る静けさは、執事が先に手を動かした結果でございます。

玄関では一礼し、お荷物とお召し物をお預かりして、その日のご希望を伺います。近くに控えることも、少し距離を置くことも、執事の仕事でございます。話したい午後と、ページをめくる音だけで過ごしたい午後。その違いを受け取り、椅子を勧める声の大きさや、紅茶をお持ちする時を整えます。

主人が次に何をすればよいか探さずに済むよう、執事は扉へ先に手を添え、歩みを急かさず、お席の位置を示します。それは主人の選択を奪う動きではございません。選べる状態を先に用意し、ご希望を伺ってから動くことが、仕える者の基本姿勢でございます。

シャンデリアの下にBradleyテーブルを設えた正餐の間
女王に仕える姿勢とは、目の前の主人を敬うことでございますIn service to the Queen
Queen's Butler

女王のために館を整える、という位置づけ。

Queen's Butlerは、「女王に仕える執事」というブランドの位置づけから、主人を迎えます。ここで語るのは王室での勤務歴ではございません。目の前の主人を敬い、その方のために扉を開き、椅子を引き、時間を整える姿勢を表した言葉でございます。

執事が前へ出て物語の主役になるのではなく、主人が安心して館の主でいられるように支える。必要なときはすぐ側へ、静かに過ごされるときは視線の先から少し離れて。それでも銀のベルが鳴れば応えられるところに控えることが、この館での仕え方でございます。

敬意とは、大げさな言葉を重ねることではございません。主人のお名前とご希望を確かめ、触れる前にお声がけし、お断りする必要があるときも理由を曖昧にしないこと。小さな確認を省かない姿勢が、主人と執事の信頼を支えます。主人として過ごすことに、予備知識は要りません。

白手袋の手からティーカップを受け取る主人の手元
Role

執事が整える五つのもの

正餐の間。イチイ材のテーブルと椅子、シャンデリア
整えるもの執事が見るところ館での場面
ご希望、距離、歩調、手を差し伸べる時お出迎え、お席へのご案内、お見送り
調度の位置、銀器と磁器の扱い、お召し物食卓、ワードローブ、書斎
時間始まりと終わり、灯りを変える時、声をかける時午後の紅茶、読書、シアター
扉、各空間の設え、主人が過ごす場所11の空間すべて
境界承れること、承れないこと、執事の尊厳ご要望を伺うすべての場面

執事はご要望を何でも無条件に承る者ではございません。業務の範疇と互いの尊厳を守りながらお仕えいたします。

書斎の机と椅子
Distance

執事は、主人との距離をどのように整えるのでしょうか

お出迎え執事が扉を開き、一礼してお荷物とお召し物をお預かりします。
ご希望を伺う時執事が近くへ控え、過ごし方と触れてほしくないことまで静かに確かめます。
読書や鑑賞の時執事が必要以上に声をかけず、銀のベルへ応えられる場所で見守ります。
食卓の時執事がお手元と卓上を見渡し、必要な物へ手が届くよう順序を整えます。
お見送り執事がお預かりした物を確かめ、扉の外まで一日の結びを整えます。
Association

Queen's Butlerの執事が、お側に控えます。

一般社団法人である全日本執事協会が、Queen's Butlerの運営を担っております。お台場の館では、同協会の執事が主人をお迎えし、ご利用中は必ず館内におります。館を無人でお貸しし、鍵だけをお渡しすることはございません。扉を開けることも、調度を扱うことも、主人の時間を見守ることも、執事が担います。

執事は一つの型に揃った存在ではございません。詩を諳んじる者、レコードに一家言ある者、紅茶の産地を語る者。得意とすることは、それぞれ異なります。ご希望がございましたらご予約の際に伺い、当日お仕えする執事へつなぎます。

Queen's Butlerの執事として共通するのは、主人を観察の対象にせず、一人の意思ある方としてお迎えする姿勢でございます。先回りできることも、必ず伺うべきこともございます。現場では、その境目を見誤らないよう、言葉と表情を確かめながら動きます。

執事サロンを見る
革張り天板の机とタイプライターを設えた書斎

執事が大切にすること

  • 主人のご希望を先に伺い、その日の過ごし方を整えること
  • 館の扉、調度、銀器、磁器を扱い、場面を支えること
  • 必要なときに応えられる場所へ控え、主人の時間を見守ること
  • 男性・女性それぞれの執事が、得手を生かしてお仕えすること
  • 承れないご要望には、理由を失礼なくお伝えすること

境界として守ること

  • 館を無人のままお貸しすること
  • 鍵をお客様へお渡しすること
  • 執事の業務の範疇を超えるご要望を承ること
  • 執事の尊厳を損なうご要望を承ること
A Day in Service

扉を整えてからお見送りするまで、執事は何をするのでしょうか

入口の扉の内側で迎える執事

館を見渡す

執事が灯り、椅子、扉、銀器、磁器、ワードローブを確かめます。

玄関で迎える

執事が扉を開き、一礼してお荷物とお召し物をお預かりします。

ご希望を伺う

執事がその日のご気分、過ごしたい場所、必要な距離を言葉で確かめます。

時間を見守る

執事が紅茶、読書、食卓、鑑賞などの場面に応じて近くまたは少し離れて控えます。

変化を受け取る

執事が途中のご希望にも応じ、灯りや椅子、物の位置を改めて整えます。

Attire and manners

装いと作法は、主人を迷わせないために。

執事の装いとは、時刻と場面を受け止め、主人にその時間の輪郭を言葉より先に伝える正装でございます。昼にはモーニングコート、夜には燕尾服やタキシード。白手袋、革靴、シャツ、ベスト、蝶ネクタイにも、それぞれ全体を支える役目があり、執事は襟元から足元まで一つの姿として整えます。

作法も同じでございます。食卓で迷う前に順序を示し、歩き出す前に扉へ手を添え、銀のベルには主人を待たせないよう応える。形を押しつけるのではなく、主人が次に何をすればよいか不安にならないよう、執事が先に選択肢と道筋を整えます。

所作の速さは、いつも同じではございません。雨の日にお召し物を預かる場面、お一人で静かに過ごす場面、最大6名で言葉を交わす場面では、必要な声がけも立つ位置も変わります。執事は人数や天候だけで決めつけず、目の前の主人の歩調を見て判断します。

執事の作法を見る
燭台と薔薇を置いたBradleyテーブルのある正餐の間
QQueen's Butlerの執事は、王室で働いた執事ですか?
A

王室での勤務歴を示す表現ではございません。「女王に仕える執事」は、目の前の主人を敬い、その方のために館と時間を整えるという、Queen's Butlerのブランドの位置づけでございます。

Q女性の執事もいますか?
A

はい。男性の執事も女性の執事も在籍しております。ご希望がございましたら、ご予約の際にお申し付けくださいませ。稼働状況によりご希望に添えない場合は、別のご提案をいたします。

Q執事は館にずっといますか?
A

はい。ご利用中は必ず執事が館内に控えます。館を無人でお貸しすることはなく、鍵もお渡しいたしません。

Q気に入った執事に継続して仕えてもらえますか?
A

執事契約を結び、専属となった執事をバディと呼びます。契約を承れる執事は限られておりますので、まずはお問い合わせくださいませ。

Qどのようなお願いでもできますか?
A

執事により得手不得手があり、対応できる内容は異なります。業務の範疇を超えるご要望や、執事の尊厳を損なうご要望は、丁重にお断り申し上げます。

Q初めてでも、執事への接し方に決まりはありますか?
A

特別な呼び方や作法を覚えてからお越しいただく必要はございません。ご希望は普段のお言葉でお聞かせくださいませ。執事が必要な場面で順序をご案内いたします。

バディについて

  • バディとの契約は、バディの就業状況により、また双方の了承を得て初めて成り立ちます。必ずご契約いただけるとは限りません
  • 執事契約を承れる執事は限られております
Queen's Butler のマーク(G04 筆の環)
Reservation

執事が、扉の内側でお待ちしております。

お台場の館で執事と過ごす時間について、ご希望の日時とともにお聞かせくださいませ。