夜の正装、燕尾服に白の蝶ネクタイと白ピケのベストを合わせた執事
Butler Attire — Tuxedo

タキシード

黒い蝶ネクタイで結ぶ、夜の装い。

Queen's Butler — Definition

タキシードとは

タキシードとは、執事が夜の場面で黒い蝶ネクタイと合わせる装いでございます。蝶ネクタイが黒ならタキシード、白なら燕尾服という対比が、二つの夜の装いを見分ける手がかりでございます。執事は時刻と場面に応じて装いを整えます。

夜の広間を、黒いタイで引き締めるBLACK TIE
Evening

黒い蝶ネクタイが、夜の装いを示す

夜の装いとは、日が落ちた館で主人にお仕えするため、執事が時刻と役目を身なりへ映した姿でございます。灯りが落ち着く頃、タキシードを見分ける印は黒い蝶ネクタイでございます。燕尾服の白いタイと並べれば、同じ夜に用いる二つの装いが色によって分かれます。

ご主人さまをお迎えする前に、執事は黒いタイが襟元の中心へ収まり、左右の輪郭が落ち着いて見えるかを鏡の前で見直します。女性の執事も男性の執事も、性別ではなく夜の務めを基準にタキシードを整え、立ち姿まで一続きにします。

燭台とシャンデリアの光は、黒いタイを強く浮かせるのではなく、白いシャツとの境目を穏やかに見せます。執事は明るい場所で結んだあと、実際の夜の光でも襟元を確かめます。主人のお側に立ったとき、装いだけが前へ出ないよう全身の調和を見ます。

燕尾服のウイングカラーと白の蝶ネクタイ、白ピケのベストの襟元
タキシードに黒の蝶ネクタイを合わせた女性の執事
Composition

タキシードを見分ける要点

装いの名タキシードでございます。日が落ちたあとの館で、執事が主人にお仕えするために整える装いです。
用いる場面夜でございます。執事は時刻だけでなく、扉、食卓、広間など務める場所も見て身支度を整えます。
蝶ネクタイ黒でございます。結び目、左右の広がり、白いシャツとの境目を順に確かめます。
対になる夜装白いタイを選ぶのが燕尾服でございます。同じ夜の装いを、襟元の黒と白から見分けます。
日中の正装モーニングコートとしてご案内しております。まず時刻を分けると、三つの関係が整理できます。
この館の執事男性も女性も執事として務め、夜の役目を基準に装いと立ち姿を整えます。
At the Collar

執事は、黒い結び目を中央へ整える

黒い蝶ネクタイとは、タキシードの襟元を引き締め、夜の装いであることを示す印でございます。執事は結び目と襟の距離、左右の広がり、白いシャツとの境目を順に見ます。主人と目線を交わす近さへ控えるため、顔まわりの小さな乱れも支度の段階で整えます。

男性の執事も女性の執事も、夜の役目から装いを選ぶ点は同じでございます。黒いタイを結び終えたら、肩を自然に置き、袖口と上着の前を見渡します。襟元だけを完成させるのではなく、主人の前に立てる一つの姿へつなげます。

鏡へ正対した状態に加え、扉へ向きを変えた横顔、一礼したときの首元も確かめます。動けば上着とシャツの重なりはわずかに変わります。執事は結び直す必要があるかを見極め、務めへ入る前に黒いタイの位置を定めます。

タキシードの黒の蝶ネクタイと白いシャツの襟元
Compare

燕尾服、タキシード、モーニングコート

衣装部屋で帽子掛けのシルクハットを手にする執事
装い時刻の目安襟元の印
燕尾服夜。白いタイを起点に全身を見ます白い蝶ネクタイを襟元の中央へ整えます
タキシード夜。黒いタイと夜の場面を結びます黒い蝶ネクタイと白いシャツの境目を確かめます
モーニングコート日中。夜の二つより先に時刻で分けます白いドレスシャツにタイを合わせ、一式を整えます
見る順序時刻、襟元、上着、姿勢へ進みます一つの色だけで終わらず、全身の調和をご覧くださいませ

執事は時刻と場面を受け止め、全体の調和から装いを整えます。タキシードは夜に用い、蝶ネクタイには黒を合わせる装いでございます。

How to Read

夜、黒いタイ、タキシードの順に結ぶ

装いを見分ける最初の問いは、昼か夜かでございます。タキシードは夜に用い、モーニングコートは日中の場面へ整えます。時刻を先に置けば、似た黒い装いを名称だけで覚えず、場面とともに整理できます。

夜の二つに絞ったら、襟元の色をご覧くださいませ。タキシードの黒に対し、燕尾服が選ぶ色は白でございます。黒を見つけた時点で終わらず、シャツ、上着、袖口まで視線を移すと、タキシードが全身の中で果たす役割が見えてまいります。

執事は黒いタイを孤立させず、白いシャツとの対比、上着の輪郭、肩の置き方へつなげます。決まりを暗記するより、夜の館で主人を迎える姿を思い浮かべると、色と役目の関係をたどりやすくなります。写真では執事が立つ場所と視線にもご注目くださいませ。扉の傍ら、食卓の後ろ、呼びかけへ応えられる距離。

モーニングコートに合わせる黒の無地のネクタイとグレーのベスト
Preparation

夜の務めへ入る前に、五つの順で身支度を終えます

正餐の間。イチイ材のテーブルと椅子、シャンデリア

時刻を受け止める

執事は夜の場面に合わせる装いとしてタキシードを選びます。扉、食卓、広間のどこで主人にお仕えするのかも確かめます。

シャツと上着を合わせる

執事は襟、肩、胸元、袖口の重なりを見て、黒と白の輪郭を整えます。腕を自然に下ろした状態でも乱れがないかを見ます。

黒いタイを結ぶ

執事は結び目を中央へ収め、左右の広がりが穏やかに見える位置を探します。白いシャツとの境目も同時に確かめます。

向きを変えて見る

執事は正面だけでなく、横を向いた姿と一礼したときの首元も確かめます。動いたあとにずれがあれば、夜の務めへ入る前に整え直します。

夜の光で見直す

執事は燭台やシャンデリアの下で、襟元だけが過度に目立たないかを見ます。黒いタイが全身の中へ穏やかに収まる状態を選びます。

In the House

黒いタイが、夜の場面を静かに結ぶ

館の灯りが落ち着く頃、執事は夜という場面を装いへ映します。タキシードを知る手がかりは黒い蝶ネクタイでございます。燕尾服の白いタイと対にすると、色による違いが明瞭になります。黒という一色だけを見て終わらず、結び目と襟の距離、白いシャツとの境目、上着の前、自然に置いた肩へ視線を広げてくださいませ。

モーニングコートをまとう日中と、燕尾服やタキシードを選ぶ夜。最初に時刻を分け、その後で夜のタイを白と黒に分ければ、三つの関係を順序立ててたどれます。Queen's Butlerでは、男性も女性も一人の執事として主人を迎え、務める場面へふさわしい装いと姿勢を整えます。

お一人で静かに過ごされる夜には、執事は視界を遮らず、呼びかけへ応えられる場所に控えます。複数名で食卓を囲む夜には、全員のお手元を見渡しながら動く時を選びます。タキシードは同じでも、主人の時間に合わせて執事の立つ位置は変わります。

白手袋の手でウイングカラーと白の蝶ネクタイを整える

タキシードを見るときに確かめること

  • 夜の場面に合わせる装いであることを確かめ、執事が立つ場所と役目まで見ること
  • 黒い蝶ネクタイを襟元の中心へ整え、結び目と左右の広がりを白いシャツの上で確かめること
  • タイだけでなく、シャツ、上着、袖口、姿勢まで一つの姿として見て、向きを変えた姿も確かめること
  • 男性・女性の執事がともに夜の役目から装いを選び、主人の過ごし方に応じて控える距離を変えること
  • 扉の傍ら、食卓の後ろ、一礼する位置へ執事が移ったときも、黒い結び目と白いシャツ、上着の輪郭が落ち着いて見えるかを続けて確かめること

見分けで避けたいこと

  • 黒い色だけを見つけ、時刻や全身の輪郭を確かめずに装いの名を決めること
  • 白い蝶ネクタイの燕尾服と同じものとして扱い、襟元の違いを見落とすこと
  • 日中に用いるモーニングコートと時刻を混同し、場面から切り離して覚えること
Qタキシードの蝶ネクタイは何色ですか?
A

黒でございます。燕尾服が選ぶ白との違いを、まず襟元の色で見分けられます。

Qタキシードは昼の装いですか?
A

夜の場面に合わせる装いでございます。日中に用いる正装はモーニングコートとしてご案内しております。

Q女性の執事もタキシードを着ますか?
A

男性も女性も執事として在籍しております。女性の執事も、夜の場面に応じて同じ基準で装いを整えます。

Q執事見習い体験では何を着ますか?
A

執事見習い体験で館がご用意する一式は、昼にまとうモーニングコートでございます。サイズと種類には限りがあるため、事前にお召し物のサイズを伺います。

Q燕尾服との違いは何ですか?
A

どちらも夜に用いますが、蝶ネクタイの色が異なります。タキシードは黒、燕尾服は白と覚えると見分けやすくなります。

Q装いを見るときはどこから確認しますか?
A

まず夜の場面であることを確かめ、次に黒いタイ、白いシャツ、上着、袖口の順にご覧くださいませ。襟元から全身へ視線を広げると、身支度の意図が見えてまいります。

黒いタイを手がかりに、夜の装いを知るBLACK TIE
Queen's Butler のマーク(G04 筆の環)
Reservation

黒いタイから、夜の装いを読む。

燕尾服の白いタイとの違いを比べ、執事の装いが時刻を語る様子をご覧くださいませ。