
ツインペデスタルデスク
実用から生まれ、格式となった革張り。
ツインペデスタルデスクとは
ツインペデスタルデスクとは、両袖の引き出し柱(ペデスタル)が天板を支える、18世紀英国で完成した書斎机の正統形式でございます。館のものは英国・1980年代、マホガニー、革張り天板、W122×D61×H76.5cm。対の黒本革の椅子は、19世紀英国に由来するキャプテンチェアの形式でございます。
現物の年代・材・寸法と、対になる椅子を確かめます
| 名称 | ツインペデスタルデスク(レザートップ) |
|---|---|
| 時代・産地 | 英国・1980年代 |
| 材 | マホガニー、革張り天板 |
| 寸法 | 幅122×奥行61×高さ76.5cm |
| 形式 | 両袖の引き出し柱が天板を支える |
| 対の椅子 | 19世紀英国に由来するキャプテンチェア形式・黒本革 |
ツインペデスタルデスクとは、両袖が天板を支える英国書斎机でございます
ツインペデスタルデスクとは、左右の引き出し柱を二つの台座として天板を支える書斎机の形式でございます。18世紀英国で完成した正統的な形で、館の現物は英国・1980年代、マホガニー製、革張り天板、幅122×奥行61×高さ76.5cmでございます。
正面に立つと左右の袖が机の重心をつくり、中央に椅子を収める場所が明確に見えます。横からは奥行61cmと天板の厚み、少し離れては幅122cmのまとまりを確かめられます。執事は机上の小物へ手が届く前に通路と椅子を整え、全景、革張り、引き出し柱の順でご案内いたします。
正餐の間にあるBradley社の卓も二本の柱脚を持ちますが、こちらは書斎机として左右の袖が引き出しを備えます。同じツインペデスタルという言葉でも、食卓では足元を広くする柱脚、書斎机では天板と収納を支える両袖という違いがございます。Queen's Butlerでは二つの現物を館内で見比べられます。

革張り天板とは、羽ペンを滑らかに受け止めた実用の意匠でございます
革張り天板とは、硬い木の上では羽ペンが引っかかるため、書く面へ革を張った実用から生まれた意匠でございます。羽ペンとインク壺の時代に、筆記の抵抗を和らげる役割を担い、その実用がやがて英国書斎の格式ある表情になりました。
机上にはインク壺と羽ペン、シーリングワックスとスタンプ、真鍮ハンドルのルーペ、真鍮フレームの砂時計、アンティーク地球儀、スタンド付き懐中時計、Oliverのタイプライター、革装丁の洋書を設えております。執事は小物を一度に動かさず、手紙、封蝋、時間、読む道具という役割ごとに視線をつなぎます。
撮影では革の面へ強い光を正面から当てるより、斜めの光で質感を残すと机らしさが伝わります。実際に手紙を書く場合は、執事が使う範囲を整え、インクや持参した筆記具が周囲へ触れないようにいたします。古い形式へ敬意を払いながら、現在の一通を書く場所として使うことができます。

キャプテンチェアとは、船長のために生まれた低い背の実務椅子でございます
キャプテンチェアとは、船長が船の揺れの中でも安定して座れるよう生まれた、低い背と湾曲した肘掛けが一体になった椅子でございます。19世紀英国に由来し、後に事務所や書斎の定番となった形式を、館では黒本革の椅子でご覧いただけます。
執事は黒本革の状態と机との距離を確かめ、椅子をまっすぐ引きます。低い背と湾曲する肘掛けは、正面より斜めから見ると一体になった輪郭が分かります。お掛けになる時は肘掛けへ勢いよく体重を預けず、執事の合図に合わせて中央へお進みくださいませ。
読書なら机上を広く空け、手紙なら革張り天板の中央へ必要な物だけを置き、肖像を撮るなら椅子の黒とマホガニーの色が分かれる角度へ整えます。女性の執事も男性の執事も、ご主人さまの動きと衣装に合わせ、椅子を引く距離を変えます。

5つの観察点を追うと、形式から手元の物語へ進めます
執事は手紙を書く時間を5つの順で整えます

目的を伺う
手紙、読書、撮影、対談など、机で過ごす目的をお聞きします。
机上を整える
必要な小物だけを残し、革張り天板の余白を確保いたします。
椅子を引く
黒本革と肘掛けの状態を確かめ、動きに合わせてまっすぐ引きます。
灯りを合わせる
書く手元と革の質感が見えるよう、天井と床置きの灯りを整えます。
執事が一歩下がる
ご用が届く位置で控え、静かな時間を妨げません。
書斎でおできになること
- 執事が革の状態と必要な小物を確かめ、机上を整えてからの手紙や読書
- 黒本革の椅子を執事がまっすぐ引き、机との距離を合わせての記念撮影
- 最大6名までを机の正面、来客の間、通路へ分けた対談や少人数の打ち合わせ
- 机、椅子、羽ペン、タイプライターを役割ごとに配置した収録
- 持参した筆記具や資料を古い小物から離し、革を守る位置で使うこと
お控えいただきたいこと
- 左右の引き出しをお客さまだけで開閉し、収納品を動かすこと
- インク、熱い器、濡れた物を革張り天板へ直接置くこと
- 羽ペン、封蝋、ルーペ、時計、タイプライターを許可なく動かすこと
- 黒本革の椅子を床へ擦るように引きずること
- 館を無人にした状態で書斎と古い調度を使うこと

用語をそろえると、机と椅子の違いを一貫して説明できます
| ツインペデスタル | 二つの台座で天板を支える形式。書斎机では左右の引き出し柱が台座になります |
|---|---|
| レザートップ | 筆記面へ革を張った天板。羽ペンを滑らかに受け止める実用から生まれました |
| マホガニー | 館の英国・1980年代の書斎机に使われる木材 |
| キャプテンチェア | 低い背と湾曲した肘掛けが一体になった、19世紀英国に由来する船長の椅子の形式。館では黒本革の現物をご覧いただけます |
| 書斎の所作 | 机上を整え、椅子をまっすぐ引き、ご主人さまの筆記を妨げず、ご用が届く位置へ下がる執事の動き |
Q実際に机を使えますか?
執事が革張り天板と机上を確認し、手紙、読書、打ち合わせなどの目的に合わせて整えます。引き出しや小物はご自身だけで動かさず、執事へお声がけくださいませ。
Q18世紀の机ですか?
館の現物は英国・1980年代でございます。ツインペデスタルという形式が英国で完成したのが18世紀でございます。
Q革張りは飾りですか?
羽ペンが硬い木へ引っかかることを避ける実用から生まれた意匠でございます。館では斜めの光で革を見てから、手紙を書く所作へつなげます。
Qキャプテンチェアへ座れますか?
執事が黒本革と机との距離を確認してご案内いたします。肘掛けへ勢いよく体重を預けず、椅子を引く執事の合図に合わせてお掛けくださいませ。
Q何名まで書斎を使えますか?
館のご利用は最大6名でございます。机の正面、来客の間、通路を目的に合わせて分け、執事が無理のない位置を整えます。対談や撮影では全員が机を囲まず、話す方、待つ方、機材の場所を分けます。
Q女性の執事にも案内してもらえますか?
女性の執事も男性の執事も在籍しております。ご希望がございましたら、ご予約時にお知らせくださいませ。













