
執事のおもてなし
玄関にて、執事がお出迎えいたします。
執事のおもてなしとは
執事のおもてなしとは、執事サロンで過ごすすべての時間の土台でございます。玄関にて執事がお出迎えし、お荷物とお召し物をお預かりしてお席へご案内した後も、ご滞在のあいだは常にお側に控え、卓上の銀のベルが鳴れば静かに参ります。ご利用は女性のお客さまのみ。
扉が開いてからお席に着くまで、執事が五つの所作でお迎えします

ご予約の時刻を迎える前に
Queen's Butlerの執事サロンでは、ご来館前に館の灯り、室温、椅子の位置を整え、玄関の内側でお待ちしております。
玄関の扉を開け、一礼します
お姿を認めたら執事が扉を開き、お名前を確かめて一礼いたします。
お荷物とお召し物をお預かりします
鞄、上着、傘などを伺い、ワードローブへお運びします。
回廊から、その日のお席へご案内します
正餐の間、暖炉の間、書斎、寝室の扉を執事が開けます。ご希望が決まっていない日は、館を短く巡り、最初に心が留まった場所からお始めくださいませ。
最初の一杯をお手元へお持ちします
執事が紅茶を淹れ、カップを音なく置きます。
お出迎えとは、ご主人さまの日常を扉の外でお預かりする所作です
Queen's Butlerでのお出迎えとは、挨拶だけではなく、ご主人さまが館の時間へ移るための支度でございます。執事は扉を開ける角度、立つ位置、一礼の深さを揃え、急かさずに中へお招きします。お荷物を受け取った後は、ご主人さまの歩幅より半歩先へ進みます。
フレンチオークの両開き大扉を越えると、館の表の時間が始まります。回廊のホールクロック、ワードローブの衣装、正餐の間へ続く観音扉を順にご覧いただきながら、その日に使う部屋へご案内します。
お一人なら声の量を控え、ご友人同士なら会話を遮らず、最大6名さまなら全員がお揃いになったことを確かめてから扉を開きます。人数が変わっても、どなたか一人を置き去りにしないことが執事の基本でございます。
館内の部屋を見る
執事は、ご主人さまのご様子に合わせて控える距離を変えます

| ご様子 | 執事の判断 | お仕えする所作 |
|---|---|---|
| 会話を楽しみたいとき | お声が届く位置に控えます | 紅茶を淹れながらお話を伺い、話題を奪わず、問われたことにお答えします。言葉を探している間には次の話題を重ねず、視線が戻るまでお待ちします |
| お二人で話したいとき | 視界の端か控えの間へ下がります | 灯りと飲み物を整えた後は、銀のベルが鳴るまで会話を遮りません。お二人のカップとお荷物が手元の動きを妨げない位置も確かめます |
| 本や手紙に集中するとき | 足音の届きにくい場所へ下がります | カップの減りや室温だけを確かめ、必要な支度を静かに済ませます |
| 館を巡りたいとき | 半歩先に立って扉を開きます | 調度の扱い方と部屋の由来を、歩みを止めすぎない長さでお伝えします。立ち止まってご覧になりたい品があれば、その場の灯りも整えます |
| 迷われたとき | 目線とお手元を拝見します | 言葉を重ねず、次に使うものを示し、必要ならそっと順序をお伝えします |
執事が側にいることとは、常に話しかけることではございません。近くで待つことと、静けさを守ることを、ご主人さまの時間に合わせて選びます。
最初のご希望は、紅茶・灯り・居場所のどれからでも承ります
執事が承ること
- 玄関でのお出迎え、お荷物とお召し物のお預かり、お席へのご案内、お見送り
- 紅茶を淹れる、三段のスタンドを運ぶ、銀器や磁器を扱う所作をお見せする
- 灯りを落とす、膝掛けや本をお持ちする、館内の部屋と調度をご案内する
- お話を伺う、静かに控える、銀のベルに応じてご希望を確かめる
- 記念撮影を承る、お召し物を整える、お忘れ物がないかご退館前に確認する
お受けできないこと
- 館から食事はお出しいたしません。飲食物のお持ち込みは可能でございます
- 館を無人でお貸しすることはなく、お客さまが館内で過ごす間は執事も館内におります
- 執事の業務の範疇を超えるご要望や、執事の尊厳を損なうご要望は承りません
- 調度や銀器、磁器を、執事のご案内なく移動することはお控えくださいませ

銀のベルは、ご希望を執事へ届けます
| 鳴らす場面 | 紅茶のおかわり、膝掛け、本、灯り、部屋の移動など、小さなご希望ほど遠慮なくお知らせくださいませ。 |
|---|---|
| 鳴らし方 | 卓上のベルを鳴らして、ご希望をお知らせくださいませ。執事が近くに控えているときは、目配せやお声がけでも承ります。 |
| 執事の応答 | 控えの間から参り、ご主人さまのお側で一礼してご希望を伺います。まだ言葉が決まっていない場合は、寒い、少し暗くしたい、場所を変えたいなど、今感じていることからお聞かせください。 |
| 静かにいたいとき | ベルを使わずにお過ごしください。執事は必要な確認を最小限にし、声をかける前にご様子を拝見します。あらかじめ控えの間へ下がるようお申し付けいただくこともできます。 |
| 移動したいとき | 次の部屋をお申し付けください。執事が先に灯りと席を整えてから、扉を開けてご案内します。本や小物、飲み物を運ぶ必要があれば執事が承り、ご主人さまの歩みを急かしません。 |
男性・女性の執事が、その日の館でお迎えします
執事の在り方とは、性別や年齢で一つに決まるものではなく、ご主人さまのお時間を守る所作に表れるものでございます。男性・女性の執事が在籍し、扉の開け方、お荷物の受け取り方、控える距離を揃えております。性別についてのご希望は、ご予約前にご相談くださいませ。
ご予約前には、静かな時間を中心にするか、執事との会話を楽しみたいかをお聞かせください。飲食物、記念撮影の小物、お召し替えをお持ちになる場合や、雨天時、移動、室温について配慮が必要な場合も、あわせて事前にご相談くださいませ。
ご希望を伺った後も、特定の執事をお約束するものではございません。執事の稼働状況を確認し、その日に館でお迎えする者をご案内いたします。

館の運営者と執事は、調度とご主人さまの時間をともに守ります
執事の現場判断とは、先回りしすぎず、ご希望を待たせすぎない距離を選ぶことでございます。ご主人さまが館へ入る前から支度を始め、席に着かれた後は言葉だけでなく、視線、歩み、カップへ伸びる手から次の所作を考えます。
Queen's Butlerの運営は一般社団法人 全日本執事協会でございます。館に務める執事は、銀器や磁器を正しく扱い、扉、椅子、灯りの一つひとつを安全に整えます。触れていただける調度は、由来を語るだけでなく、執事が扱う手元までご覧いただけます。
館は完全予約制の1組貸切で、最大6名さままでお迎えします。貸切であっても、お客さまが館内で過ごす間は執事も館内におり、鍵をお預けすることはございません。お側にいる安心と、控えの間へ下がった静けさの両方をお守りします。
執事サロンの作法Q&A
Q執事をどのように呼べばよいですか?
Queen's Butlerでは、「執事」とお呼びくださいませ。お名前で呼びたい場合は、執事がご挨拶の際に名乗ります。銀のベルでも、目配せでもお呼びいただけます。
Qずっと側にいられると落ち着かないのですが。
執事は控えの間へ下がることができます。静かに過ごしたい旨を一度お伝えいただければ、声がけを控え、ベルが鳴るまでお待ちします。
Q初めてで作法が分からなくても大丈夫ですか?
はい、事前に覚えることはございません。扉から席まで執事が順にご案内し、迷われた場面だけ、言葉や目配せでそっとお伝えいたします。
Q女性の執事にお願いできますか?
男性・女性の執事が在籍しております。性別についてのご希望は、ご予約前にご相談くださいませ。執事の稼働状況を確認したうえでご案内いたします。
Q一人でも執事に付いてもらえますか?
はい、お一人のご利用でも、お客さまが館内で過ごす間は執事も館内におります。会話を楽しむ時間と静かに過ごす時間を分けたい場合も、遠慮なくお伝えくださいませ。
Q友人と利用するときも、全員を見てもらえますか?
最大6名さままでお迎えし、執事が皆さまのお手元と移動を確かめます。ご希望が異なる場合は、同じ部屋で過ごせる支度と順序をご提案いたします。
ご利用いただける方について
- 執事サロンは、女性のお客さまのための館でございます
- 執事は男性・女性ともに在籍しております。ご希望がございましたら、ご予約の際にお申し付けくださいませ
飲食物のお持ち込みについて
- 飲食物のお持ち込みも可能でございます







