ダマスクの壁に燭台型の照明と額絵、蓄音機を置いたサイドボードが並ぶ回廊(館の実写)
Rooms — Gallery

回廊と壁面

時報の音そのものが、空間の演出。

Queen's Butler — Definition

回廊と壁面とは

回廊と壁面とは、館の入口から各ゾーンへ続く廊下と、左壁面・仕切り壁面・右壁面の三つの壁でございます。観音扉は回廊と正餐の間の境界に立ち、ホールクロック、ディスプレイキャビネット、壁灯が奥行きのある景色をつくります。館内を移動する道であると同時に、調度の由来をたどる空間でございます。

Threshold

観音扉が開くと正餐の間の景色が始まります

観音扉の境界とは、回廊から正餐の間へ歩みを移す節目でございます。執事がフレンチオークの両開き大扉へ手を添え、ご主人さまの歩幅を確かめてから静かに開きます。閉じた木の面が左右へ動くと、その先に食卓、椅子、灯りを備えた正餐の間が現れます。

高さ約2,480mmの扉は、単に空間を仕切るためのものではございません。閉じているときは回廊の景色を受け止め、開く瞬間には正餐の間と回廊を一つの場面へ変えます。執事は先に通り抜けず、扉を支えたまま進む方向を示します。

お一人なら中央から開く景色を正面でご覧いただき、お二人以上なら互いのお荷物が扉へ触れない間隔を整えます。最大6名さまでは前後に分かれ、最後の方まで安全に進んだことを見届けます。入口でのお迎えとは別の、館内で場面を切り替える所作としてご案内いたします。

フレンチオークの観音扉を開いて正餐の間へ導く執事
Walls

三つの壁面が光と調度で行き先を示します

ホールクロックの文字盤を整える白手袋の手
壁面置かれるもの歩くときに見える役割
左壁面壁灯(ウォールスコンス)、油彩画連なる灯りが回廊の奥行きをつくり、進む方向を穏やかに示します
仕切り壁面ディスプレイキャビネット正餐の間と書斎の境となり、曲面ガラス越しに銀器と磁器を見せます
右壁面ホールクロック、蓄音機振り子と時報、蓄音機の音が、目だけでは分からない館の時間を伝えます
観音扉まわりフレンチオークの両開き大扉回廊と正餐の間を分け、扉が開く前後で館内の景色を切り替えます
Clock

ホールクロックの時報が館の時間を告げます

ホールクロックとは、廊下に置かれて時を告げる床置き大時計でございます。H155cmの振り子式。針だけでなく、振り子の往復と時報の響きまで含めて、回廊の空気をつくる調度でございます。

ページをめくる音の合間に時報が届けば、時計を見なくても時の移ろいが分かります。執事は音を主張させすぎず、会話や紅茶の時間と重ならないよう館全体の様子を見守ります。時計の鍵や文字盤をご覧になりたいときも、白手袋で扱いながらご案内いたします。

収録や会議など音を入れたくない場面では、チャイムを消音できます。撮影では振り子の前を歩く後ろ姿や、執事が時計へ手を添える所作が、回廊の高さと奥行きを映します。

ホールクロックの由来
白手袋の執事がホールクロックの扉を開けて時を整える(館の実写)
Cabinet

木製の背板が銀器と磁器を温かく見せます

ディスプレイキャビネットとは、正餐の間と書斎の境に立ち、銀器と磁器を収める英国アンティークでございます。W1090×H1320×D455mm、曲面ガラス。正面だけでなく斜めからも輪郭が見え、歩くにつれて器の表情が変わります。

背板は鏡面ではなく木製でございます。光を強く反射せず、銀の輝きと磁器の色を落ち着いて受け止めるためです。執事が扉を開けるときは、白手袋を着け、触れる品と戻す位置を確かめます。

ここにある器は遠くから眺めるだけのものではございません。執事が銀器を扱う所作や磁器を選ぶ時間を、曲面ガラスの前から続く一つの場面としてご覧いただけます。食事の提供はいたしませんが、飲食物のお持ち込みは可能でございます。

銀器と磁器を見る
本とグラス、磁器を収めたガラス扉の棚(館の実写)
入口の扉の内側で迎える執事
Furnishings

回廊の調度は寸法と音まで役目を持ちます

観音扉フレンチオークの両開き大扉。高さ約2,480mmで、館の表が始まる境界でございます
ホールクロックH155cmの振り子式。時報は空間演出となり、必要な場面ではチャイムを消音できます
キャビネット英国アンティーク。W1090×H1320×D455mm、曲面ガラス、木製背板でございます
壁灯ウォールスコンスが各所に並び、植物文様を持つ一対も回廊を照らします
蓄音機右壁面から正餐の時間へ音楽をつなぎ、執事が針を落とす所作も場面になります
油彩画壁灯の光を受け、歩く方向と見る高さに変化をつくります
Route

出迎えから見送りまで同じ回廊を別の表情で歩きます

正餐の間。イチイ材のテーブルと椅子、シャンデリア

館の入口でお迎えします

ご予約の時刻に執事が入口で一礼し、お名前とご用件を確かめます。

上着とお荷物をお預かりします

歩き始める前に身支度を整え、館内の調度へ触れない位置でお荷物をお預かりいたします。

三つの壁面をご案内します

左壁面、仕切り壁面、右壁面の順に、灯り、器、時計と音の役割をお伝えします。

観音扉から正餐の間へ進みます

回廊と正餐の間の境界に立つ大扉を執事が開き、館の表へご案内します。

時報や音を整えます

会話、撮影、会議の内容に応じ、ホールクロックのチャイムや蓄音機の扱いを調整します。

回廊で執事がお守りすること

  • 調度の由来は執事がその場でご案内いたします
  • 収録や会議ではホールクロックのチャイムを消音できます
  • お一人から最大6名さままで歩調を合わせます
  • 男性の執事も女性の執事も在籍しております
  • 撮影時は通行と調度の安全を見ながら立ち位置を整えます

ご協力をお願いすること

  • 館は無人でお貸しせず、執事が必ずお側に控えます
  • 銀器や磁器へ触れる際は執事へお声がけくださいませ
  • 通路を荷物で塞ぐ置き方は承れません
Qホールクロックはいつも鳴りますか?
A

時報の音そのものが館の演出でございます。収録や会議など音を入れたくない場合は、執事がチャイムを消音いたします。

Q回廊で写真や動画を撮れますか?
A

ご予約内容に沿ってご案内いたします。壁灯の奥行き、時計、観音扉を生かせるよう、執事が通行と調度の安全を見ながら立ち位置を整えます。

Qキャビネットの銀器や磁器に触れられますか?
A

執事のご案内のもとでご覧くださいませ。白手袋で扉を開け、扱う品と戻す位置を確かめながら所作をご覧いただけます。

Q大人数でも歩けますか?
A

館のご利用は最大6名さまでございます。執事が先頭と最後尾へ目を配り、扉や狭い箇所では順にご案内いたします。

Q女性の執事も案内しますか?
A

はい、男性の執事も女性の執事も在籍しております。ご希望がある場合は予約時にお申し付けくださいませ。

Q早く着いた場合は回廊で待てますか?
A

ご予約の時刻に合わせて館を整えております。早く到着される見込みが分かりましたら、事前にご連絡くださいませ。

Butler's eye

執事は回廊で人と調度が交わる順序を見ています

回廊での執事の役目とは、先に立って歩くだけでなく、扉、人、荷物、調度が同じ場所で重ならないよう順序を整えることでございます。観音扉を開く前に反対側を確かめ、キャビネットを見る方がいれば歩く方へひと言添えます。

お一人をご案内するときは足音や時報が静けさを損なわない距離で先導し、お二人以上なら会話を途切れさせずに扉を通れるよう歩みを緩めます。最大6名さまでは最後の方まで見届けます。撮影機材や大きなお荷物がある日は、壁灯、時計、曲面ガラスから距離を取り、通路を残した置き方を先に決めます。

午後は壁灯と外光の重なりを、夜は時計の時報と蓄音機の音を生かせます。お見送りの前にはキャビネット、時計、壁際の忘れ物を確かめます。回廊は部屋を結ぶだけでなく、最初のご案内と最後の一礼を結ぶ空間であり、その安全と礼節を守るのが一般社団法人 Queen's Butlerの執事でございます。

三つの壁面と動線を見渡せる館内の奥行き
Seasons

時間帯ごとに回廊の光と音の印象が変わります

回廊の時間帯とは、同じ壁面と調度が光の向きや館内の過ごし方によって違う表情を見せることでございます。明るい時間は曲面ガラスと銀器の輪郭が見え、灯りを落とす時間は壁灯と時計の存在が深まります。執事は部屋から部屋へ移る途中にも、ご主人さまの視線が向いた調度を見逃しません。

蓄音機の音を聞く、時報を待つ、壁灯の列を眺める。回廊には座って行う目的がなくても、館の時間を感じる過ごし方がございます。次の予定を詰め込まず、移動そのものを一つの場面としてお楽しみくださいませ。Queen's Butlerでは、立ち止まる時間もご予約の大切な一部として扱います。

撮影では人物が調度を隠さない角度を選び、見学では音を残し、収録ではホールクロックのチャイムを消音できます。何を見たいか、どの音を残したいかを伺い、同じ回廊の役割を目的に応じて整えます。初めての方にも、左壁面、仕切り壁面、右壁面の順を分かりやすくご案内いたします。

夜の灯りが回廊へ続く館内
Queen's Butler のマーク(G04 筆の環)
Reservation

時計の前で、お待ちしております。

ご用件をお知らせくださいませ。執事がご案内いたします。