
お辞儀
角度と、間。
執事のお辞儀とは
執事のお辞儀とは、ご主人さまへの敬意を、礼の深さ、姿勢、視線、動きの間で表す所作でございます。お出迎え、お礼、お見送りなど、場面に応じて一礼の表情は変わります。執事見習い体験では、執事が隣で見本を示し、身体に無理のない動きと静かな戻り方を一緒に確かめます。
礼の深さと間は、場面に応じて選びます

| 場面 | 礼の表情 | 執事が確かめること |
|---|---|---|
| お出迎え | 相手の歩みを止めすぎない穏やかな一礼 | 視線、手元、扉からの動線 |
| ご案内 | 進む方向が伝わる簡潔な一礼 | 身体の向き、次の一歩 |
| お礼 | 感謝が届く落ち着いた一礼 | 背中の線、下げてから戻る間 |
| お見送り | 最後まで心を向ける丁寧な一礼 | 相手が進む方向、顔を上げる時機 |
| お詫び | 言葉と責任を伴う慎重な一礼 | 状況に合う深さ、表情、声 |
数値だけで礼を決めず、相手との距離、会話、周囲の動きを見て執事が見本を示します。
執事と並ぶと、一礼の始まりと終わりが見えてきます
正餐の間で執事と並び、まずは見本をご覧いただきます。足元を落ち着かせ、手を整え、相手へ視線を向けてから礼へ入る。顔を上げた後もすぐに動き出さず、相手の様子を受け取って次の所作へ移ります。礼の途中だけでなく、その前後までが一つの動きでございます。
並んで見ると、自分では気づきにくい肩の力、手を戻す速さ、顔を上げた直後の視線が分かります。
角度とは、数字を合わせることだけではなく、背中の線と相手への心の向け方をそろえる目安でございます。執事が隣で同じ動きを示し、ご主人さまの肩や腰に負担がない範囲を確かめます。横から見た姿は記念撮影にもつながりますので、衣装の裾と手元も丁寧に整えます。

お辞儀は五つの動きに分けて確かめます

相手と場面を見る
お出迎えか、お礼か、お見送りかを確認し、言葉と礼の深さを選びます。
足元と手を整える
動き出す前に重心を落ち着かせ、手元が衣装の線を乱していないか確かめます。
視線で敬意を伝える
相手を凝視せず、これから一礼する意図が伝わる穏やかな視線を向けます。
背中の線を保って傾く
首だけを先に下げず、身体全体が自然につながる範囲で礼へ入ります。
場面に合う間を置く
急いで戻らず、言葉や感謝を受け取っていただく余白をつくります。
同じ一礼でも、届けたい意味が異なります
体験で確かめること
- 執事の見本を正面と横から見る
- お出迎え、お礼、お見送りの違いを動きで確かめる
- 手、視線、背中、戻る速さを一つずつ整える
- 執事と並んだ一礼を記念撮影へつなげる
- ご自身が無理なく動ける礼の範囲を相談する
無理に行わないこと
- 数値だけを唯一の正解として合わせること
- 痛みや不安を我慢して深く身体を傾けること
- 食事を提供すること
- 館を無人で利用すること

一礼の前後は、この六点を見ると落ち着きます
| 始める前 | 足元、呼吸、相手の位置を確かめる |
|---|---|
| 手元 | 指先を遊ばせず、衣装の前で穏やかに整える |
| 背中 | 首だけを下げず、無理のない範囲で線を保つ |
| 視線 | 動きに合わせて自然に移し、足元へ落とし続けない |
| 間 | 言葉と場面に合う余白を置き、急いで戻らない |
| 終わり | 姿勢へ戻り、相手の様子を見て次の動きへ移る |
Qお辞儀の角度を覚えてから参加する必要がありますか?
事前に覚える必要はございません。執事が場面ごとの違いを見本で示し、身体に無理のない礼を一緒に確かめます。数字の暗記より、相手へ心を向ける順序を大切にいたします。
Q深く身体を傾けられなくても参加できますか?
予約時に身体の動きへの不安をお知らせくださいませ。当日に可能な動きと進め方を執事と相談いたします。痛みを我慢して深さをそろえる必要はございません。
Q女性も執事服でお辞儀を体験できますか?
はい、女性もお申し込みいただけます。身長・体型・靴のサイズを伺い、衣装は事前にご相談いたします。男性・女性の執事が在籍しております。
Q一人で参加しても練習できますか?
はい、担当の執事が見本と相手役を務めます。並んだ姿と向かい合う姿の双方を確かめられます。複数名でのお申し込みは、衣装と進行を事前にご相談くださいませ。
Q並んでお辞儀をする写真を残せますか?
体験には記念撮影の項目がございます。執事と並ぶ場面や、お出迎えを思わせる場面など、ご希望をお伝えくださいませ。当日の進行に合わせて撮影いたします。
Q雨の日でも体験できますか?
館内で行う体験でございます。ご来館時の足元にお気をつけいただき、濡れた履物や衣服がある場合は執事へお申し付けくださいませ。館内へ入ってから衣装と姿勢を整えます。
礼の深さより、相手を見る心が先でございます
お出迎えの一礼とは、館へ入るご主人さまの緊張を受け取り、これからの時間を安心して任せていただくための合図でございます。執事は扉の開き方、手荷物、足元、後ろに続く方の位置まで見て、通り道を空けてから礼をいたします。
ご主人さま役と執事役を交代すると、礼が美しく見えるかだけでなく、迎えられる側が何を感じるかにも気づけます。言葉が先走ったり、礼の最中に進路を塞いだりしないよう、声、視線、身体の向きを一続きに整えます。
扉を開ける手を離す時機、荷物へ手を添える必要があるか、後ろから来る方が立ち止まっていないかも礼の前に確かめます。一礼を見せるために周囲への注意を失っては、本来の心配りから離れてしまいます。体験では、迎える側と迎えられる側から同じ場面を見て、安心を感じる位置と間を言葉にいたします。
モーニングコートの装いを見る
衣装について
- サイズと種類に限りがございます。ご予約の前に、身長とお召し物のサイズをお知らせくださいませ
- 上記以外のサイズもご相談くださいませ







